今日も元気に(おそらく?)日本の国際宇宙ステーション実験棟「きぼう」で活動しているJAXAのドローン「Int-Ball」。その最新情報をお届けする「Int-BallだよりVol. 3」にて、Int-Ballの飛行の謎が明かされていますよ!
通常のドローンでは外部にローターが露出しているものがほとんどですが、Int-Ballはまん丸なボディでローターらしきものは見当たりません。これはどういうことだろう……思案してると、なんとInt-Ballには本体内部に12個のファンが埋め込まれているそうです。そして超小型三軸姿勢制御モジュールからファンに指示を送り、空気を送り出すことで飛行しているんですね。
ファンから一方向に空気を送り出せばどちらかの方向に進むことができますし、また異なる2方向から空気を送り出せば回転することも可能です。このような柔軟な機動性能を活かし、Int-Ballはきぼうやその保管室を自由に移動することができます。
現時点では地上管制官からの指示で飛行しているInt-Ball。しかしいつの日か「AI(人工知能)」が搭載され、攻殻機動隊に登場した「タチコマ」のように、勝手に動き出す日が来るような気がしてなりませんね。
Image Credit: JAXA
■Int-BallだよりVol. 3:「きぼう」内を探索!
[https://www.youtube.com/watch?v=DBFP8R5jwUo]