JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2017年8月29日、準天頂衛星「みちびき4号機」を10月10日07時00分頃(日本標準時)に打ち上げると発表しました。打ち上げ場所は種子島宇宙センターの大型ロケット発射場で、打ち上げ予備期間は10月11日〜11月30日までが設定されています。
みちびき4号機はみちびき初号機からみちびき3号機までとともに、「準天頂衛星システム(QZSS)」を構成します。この準天頂衛星システムはアメリカのGPSを補完し、GPS信号が受信しにくかったビルの谷間などでも測位が可能になったり、受信機によっては正確な測位が可能になるのです。
そして打ち上げに利用されるのは「H-IIA36号機(H-IIA・F36)」ロケット。これはH-IIA202型のロケットで、2つの固体ロケットブースタを搭載。近地点高度約250km、遠地点高度約36140kmの準天頂遷移軌道上へとみちびき4号機を分離します。
みちびき4号機大きさは高さ約6.2×幅約2.9×奥行約2.8mで、太陽電池パドル両翼端間は19m。2018年から4機体制でのサービスを開始します。
Image Credit: JAXA
■H-IIAロケット36号機による「みちびき4号機」(準天頂衛星)の打上げについて
http://www.jaxa.jp/press/2017/08/20170829_h2af36_j.html