福島民友新聞社が運営するみんゆうNetは、NASAが経済産業省と連携してドローンの運行管理システムの開発に着手すると報じています。拠点は福島県の南相馬市と浪江町となり、来年度から拠点が開設されるそうです。
報道では、すでに南相馬市と浪江町にロボットテストフィードが建設中とのこと。また、JAXAも運行管理システムの設計に参加するそうです。
ドローンの運行システムといえば、楽天とAirMapが合弁会社「楽天AirMap」を設立し、ドローンの運用者と管理者の両方への各種飛行データなどのプラットフォームの提供を開始しています。また日本気象協会が「ドローン向け気象情報」の研究を発表したり、東電とゼンリンが「ドローンハイウェイ構想」を発表するなど、着々とドローン空域の運用システムの研究が進んでいる印象です。
ドローンは配達や警備、監視、検査、農業などの幅広い用途が期待されていますが、航空機のように操縦者や運用企業が安全な飛行のための情報を取得するプラットフォームが求められています。NASAやJAXAと聞くと私達とは縁のない話かな……と思いがちですが、近い将来始まる予定の「ドローン配達」でも、今回開発がスタートする運航管理システムが役立つことがあるのかもしれません。
Image Credit: NASA
■ドローン、NASAと連携 南相馬と浪江拠点に、経産省概算要求
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