日本郵便の横山社長は記者会見で、ドローンを利用した郵便局間の配送網を実現するとの考えを明かしました。この配送網は早ければ2018年度から構築されるそうです。
ドローンは機動力が高く運用コストが低いことから、以前より輸送や配達業務への利用が検討されていました。日本郵便もすでにドローン輸送に関する実証実験を行っており、今後はドローン輸送を山間部などに展開する考えです。
このようなドローン輸送や配達は国内外の企業が取り組んでおり、たとえば楽天はゴルフ場などでの軽食配達サービス「そら楽」を展開。さらに海外では小売大手のアマゾンが「Prime Air」として、ドローン配達の実証実験やデモを行っています。また、フランスではDPDgroupが実際に郵便物の配達を試験しています。
ドローン輸送や配達では目視外飛行や気象条件、送電線などとの接触が問題となりがちですが、法規制については日本でも徐々に実用化に向けて緩和が進もうとしています。日本がドローン先進国となるためにも、今後もさらなる規制緩和と活発な企業の参入が期待されます。
Image Credit: 日本郵便
■日本郵便 来年度にも郵便局間の輸送にドローン導入
http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000109374.html