1997年に打ち上げられ、13年にわたり土星の観測を続けてきた探査機「カッシーニ」。同探査機は2017年9月15日に土星大気に突入してその生涯を終えるわけですが、その前に土星衛星「タイタン」を最後に撮影していました。
9月11日にタイタンをフライバイすることで、土星の北半球へと突入する軌道へ入ったカッシーニ。この画像はカッシーニに搭載されたカメラで9月12日に撮影されたものです。タイタンにはメタンで満たされた海があるのですが、この画像も北極近くのメタンの海を捉えているようです。
カッシーニは9月15日にも土星での最後の写真撮影を行い、その後にタイタンや衛星「エンケラドゥス」を汚染しないようにと土星の大気圏で燃え尽きます。これまで当たり前のように土星やその環、そして衛星の画像を地球へと送り続けてきたカッシーニですが、いざこの宇宙から消えてしまうと思うと、とてもさみしいものですね。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space
■So long, Titan. Cassini snaps parting pics of Saturn’s largest moon
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