アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が率いる宇宙開発企業のブルー・オリジンは、超大型ロケット「ニュー・グレン」でタイの宇宙開発企業のmu Spaceの人工衛星を打ち上げると2017年9月26日(現地時間)に発表しました。
第68回国際宇宙会議(IAC)で明かされたこの契約では、mu Spaceの静止衛星を2021年に打ち上げる予定です。またこの人工衛星は、タイやアジア太平洋地域でサービスを展開することになります。
なお、ニュー・グレンにとってmu Spaceは3社目に獲得した顧客となります。初めての顧客はEutelsatの静止衛星打ち上げ、そして次にOneWebの5回の衛星コンステレーション打ち上げの契約を取り付けています。さらにブルー・オリジンは、ニュー・グレンのペイロードフェアリング径を5.4メートルから7メートルに拡大する計画も発表しています。
ニュー・グレンは第1段に7基の「BE-4」エンジンを、そして2段に同エンジンを4基搭載し、液体水素を燃料に利用した第3段の構成も可能です。初打ち上げは2020年までを予定しています。
Image Credit: ブルー・オリジン
■Blue Origin signs up third customer for New Glenn
http://spacenews.com/blue-origin-signs-up-third-customer-for-new-glenn/