宇宙開発企業のスペースX社は2017年10月9日(現地時間)、カリフォルニアのヴァンデンバーグ空軍基地から「ファルコン9」ロケットを打ち上げました。ロケットに搭載された人工衛星は予定軌道へと投入され、ロケット第1段のドローン船への着陸にも成功しています。
今回ファルコン9が打ち上げたのは、10個のイリジウム社の通信衛星「Iridium Next」。このIridium Nextは66個の主衛星と9個のバックアップ衛星で、携帯電話や通信サービスを提供します。同ロケットによるIridium Nextの打ち上げは3回目で、合計8回の打ち上げを予定してるのです。
また、今回の打ち上げはスペースXにとって今年に入ってから14回目の打ち上げとなります。利用されたのは新品のロケット1段目で、再使用品ではなかったようです。
スペースXは10月11日(現地時間)にも、ファルコン9の打ち上げを予定しています。こちらはアメリカ東岸のケネディ宇宙センターからとなり、SESとEchoStarの人工衛星を積載する予定です。
Image Credit:スペースX
■SpaceX Launches 10 New Iridium Satellites, Sticks Rocket Landing
https://www.space.com/38396-spacex-launches-iridium3-satellites-sticks-rocket-landing.html