中国は2017年10月9日、「長征2号D」ロケットを酒泉衛星発射センターから打ち上げました。ロケットに搭載されていたリモートセンシング衛星「VRSS-2」も、予定の軌道へと投入されています。
VRSS-2はベネズエラの2基目のリモートセンシング衛星で、DFH Satelliteが製造。同国の安全保障や緊急応答、それに農業や医療向けに利用されます。重量は約1トンで、予定運用期間は5年。米軍の追跡データによると、人工衛星は高度約645km(619〜694km)・軌道傾斜角98度の太陽同期軌道に投入されたようです。
長征2号Dは2段式のロケットで、全長は41メートル。10月9日の12時13分に打ち上げられ、第1段が3分間燃焼した後に第2段が7分間燃焼。10分後にVRSS 2を分離しています。なお、中国での次回のロケット打ち上げは11月15日、「長征4号C」ロケットが同国の3D気象衛星「風雲」とオランダの船舶追跡衛星「Head-1」を投入する予定です。
Image Credit: CGWIC
■China successfully launches Earth-imaging satellite for Venezuela
https://spaceflightnow.com/2017/10/09/china-successfully-launches-earth-imaging-satellite-for-venezuela/
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