ドローン特許にかける熱意では他社の追従を許さないアマゾンですが、同社は新たにドローン型バッテリーで移動する電気自動車を充電する特許を取得しました。
思わずクルマからドローンを充電する特許かと目を疑ってしまいましたが、今回はその逆。もし電気自動車のバッテリー容量が低下すると中央センターと交信し、その走行方向を伝達。するとバッテリーを抱えたドローンが飛び立ち、相互通信をしながら電気自動車へと接近します。
そしてドローンが接近すると電気自動車のルーフからは充電用の端子が飛び出し、ドローンが接触することで充電が開始されるのです。
今回の特許は電気自動車の走行距離を伸ばすナイスアイディアかと思えるのですが、問題はそのような大容量バッテリーを積載したドローンが十分な距離を飛行できるとは思えないことです。そもそも、ドローン自体からしてそう長距離を飛行できませんからね。この特許を実用化するには、ヘリコプターのような巨大ドローンを用意する必要があるのではないでしょうか?
個人的には、移動する電気自動車からドローンを充電する特許の方が実用的ではないか、と思ったり……。
Image Credit: Amazon
■Amazon Patents Drone to Recharge Electric Cars While Driving
http://www.thedrive.com/tech/15162/amazon-patents-drone-to-recharge-electric-cars-while-driving