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NASA、探査機「ドーン」ミッションを2回目の延長 ケレスの接近観測実施へ

sorae.jp 2017年10月23日 20時41分


 
これまで、火星と木星の小惑星帯にて準惑星「ケレス」を調査してきた探査機「ドーン」。NASAはこのドーンのミッションを再度延長することを発表しました。
 
ドーンは2007年に「デルタII」ロケットによって打ち上げられ、2015年にケレスに到着。そして2016年6月まで主要観測ミッションをおこない、その後は1度のミッション延長を経ながらケレスを周回しつつ観測を続けていました。
 
そして2回目のミッション延長では、ドーンはケレスにより接近して観測する予定です。計画のうちの1つでは、ドーンはケレスに約190km接近する軌道へと遷移します。これは従来の観測よりも、ケレスとの距離が半分程度にまで縮まるというもの。そしてケレス表面の氷の分量、さらにはケレスの組成を測定しようというのです。
 
ケレスは2回目のミッション延長の結果、2018年4月にはドーンが太陽に最接近するタイミングでの観測が可能になることを意味します。またドーン自体も2018年後半くらいまでは動作が可能なようです。そしてミッションを終えた後にも、ドーンはケレスを回り続けることになります。
 
Image Credit: Wikimedia Commons
■NASA is extending Dawn’s mission over Ceres for a second time
https://www.theverge.com/2017/10/21/16514122/nasa-dawn-mission-ceres-second-extension-ice-research-science

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