エアバスがすすめている、空飛ぶタクシー「ヴァーハナ(Vahana)」のプロジェクト。このヴァーハナについて、エアバスは実際の機体を利用したデモ飛行を2017年末までに実施すると発表しました。
ヴァーハナは電動のマルチローターを搭載したVTOLで、ヘリコプターのように垂直離着陸が可能です。内部にはシングルシートが設置され、自動操縦での飛行が予定されています。すでにプロトタイプはカリフォルニアのテストセンターに移送され、デモ飛行の実施を待っているそうです。
ヴァーハナは以前より2017年中のデモ飛行と、10年後の実用化を目指していました。またヴァーハナについては、2020年までに量産バージョンを作成するとしています。
エアバスはヴァーハナ以外にも、より大型な空飛ぶタクシー「City Airbus」の計画も進めています。こちらは8つのローターを搭載したマルチコプターで、4人を乗せての飛行が可能。2018年に初のデモ飛行を、そして2023年の運用開始を目指しています。近年相次いで報じられている空飛ぶタクシーの計画ですが、最初に運用が開始できるのははたしてどの会社となるのでしょうか?
Image Credit: AirBus
■Airbus will test its Vahana electric ‘flying car’ by the end of 2017
https://www.theverge.com/2017/11/13/16633392/airbus-vahana-flying-car-a-cubed-photos
(文/塚本直樹)