現在探査機ジュノーが観測を続けている、太陽系最大の惑星「木星」。こちらで、荒れ狂う嵐のまるで油絵のような写真が撮影されました。
この嵐は、木星の北半球で撮影されました。画像は色を調整したものですが、惑星を覆う分厚い雲とその活発な活動が見事に捉えられています。反時計回りに回転する嵐はさまざまな高さの雲から構成され、黒い部分は高度が低く、白い部分は高度が高くなっています。
画像の撮影日は2017年10月24日で、木星の上空約1万1000kmから撮影されました。撮影の最中、ジュノーは9回目の接近フライバイを行っていたそうです。
なお2016年7月に木星に投入されたジュノーですが、2018年7月には早くも観測を終える予定となっています。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Gerald Eichstädt/ Seán Doran
■Jovian Tempest
https://www.nasa.gov/image-feature/jpl/pia21971/jovian-tempest
(文/塚本直樹)