エアバスは2017年11月21日(現地時間)、新型ジェット機「A350-1000」がEASA(欧州航空安全機関)とFAAから型式証明を取得したと発表しました。
A350-1000はエアバスのワイドボディ中型旅客機「A350 XWB」の長胴型バリエーションです。A350-900からボディを延長したことで40人の乗客数増加を実現。また非常に高燃費な設計となっており、エンジンにはロールス・ロイス製の「トレントXWB-97」ターボファンエンジンを搭載。また6輪のランディングギアや先進の翼の後縁設計なども特徴です。
A350-1000は2016年に初飛行をおこない、その後に3機体勢で1600時間の飛行と150時間のテストフライトを実施。そして、今回型式証明を取得したのです。なお、最初のA350-1000は年内にカタール航空に納入される予定です。
またA350-1000は日本の航空会社としては、JAL(日本航空)も13機の発注(他に、900型と1000型のオプションで合計25機)。JALへのエアバス機の導入は、2019年以降を予定しています。
Image Credit: エアバス
■Airbus A350-1000 receives EASA and FAA Type Certification
http://www.airbus.com/newsroom/press-releases/en/2017/11/airbus-a350-1000-receives-easa-and-faa-type-certification–.html
(文/塚本直樹)