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エアバス、ハイブリッド電気飛行機実験機「E-Fan X」を共同開発 2020年飛行を予定

sorae.jp 2017年11月30日 11時50分


 
エアバスは2017年11月28日(現地時間)、ハイブリッド電気飛行機の飛行実験機「E-Fan X」をロールス・ロイスやシーメンスと共同開発すると発表しました。なお、同機は2020年の飛行を予定してます。
 
E-Fan Xは地上テストの後、まずBAe 146飛行テストベッドを利用。4基のガスタービンエンジンの1つを2メガワットの電気モーターと入れ替え、さらに実験が進めば2つ目のガスタービンエンジンを電気モーターに入れかえる予定です。
 

 
実験機ではエアバスが全体の統合とハイブリッド電気推進システムの制御、バッテリー、フライトコントロールとの統合を担当。ロールス・ロイスはターボシャフトエンジンや2メガワットジェネレーター、パワーエレクトロニクスを担当。そしてシーメンスは2メガワット電気モーターとその電気関連の周辺機器を担当します。
 
このようなモーターを搭載した電気飛行機についてはNASAも研究を進めており、昨年には電気飛行機「X-57」を公開しました。モーターによる推進システムは元となる電力の発電方法にもよりますが、エコかつクリーンな次世代の推進システムといえるでしょう。
 
エネルギー密度の問題で長距離の飛行が可能かどうかはまだまだ未知数ですが、新たな選択肢の登場には素直に喜びたいですね。
 
Image Credit: エアバス
■エアバス
http://www.airbusjapan.com/
(文/塚本直樹)

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