いよいよ今年も12月に入り、来年に向けてあれこれ準備を初ている方もいることでしょう。そんな12月ですが、今月も天文イベントが目白押し。まず2017年12月4日の0時47分(3日深夜)には、今年最大の満月(スーパームーン)が見られます。
12月4日の満月は満月時の地球からの距離は約35万8000km、視直径は33分22秒角となります。地球と月の平均距離は約38万4400kmなので、今回のスーパームーン時には月が14%弱大きく、30%弱明るくなる計算です。
いまやすっかりおなじみになったスーパームーンですが、この言葉は正式な天文用語ではなく、またその定義も科学的に定められているわけではいない、いわば俗称。しかし天文への興味を掻き立ててくれるのなら、それはそれで存在意義があるのではないでしょうか。
そして今月には4日のスーパームーンだけでなく、14日の16時頃に「ふたご座流星群が極大」を迎える予定です。こちらについても、日取りが近づき次第ご案内したいと思います。
Image Credit: 国立天文台
■今年最大の満月(2017年12月)
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2017/12-topics01.html
(文/塚本直樹)