宇宙開発企業のスペースXは2017年12月15日(現地時間)、「再使用ファルコン9」ロケットの打ち上げをフロリダのケープ・カナベラル空軍基地から実施しました。ロケットには「再使用ドラゴン補給船」が搭載されており、国際宇宙ステーションへ(ISS)の物資補給(CRS-13)を行います。
今回の再使用ファルコン9の第1段は、2017年6月に打ち上げられISSへと補給ミッション(CRS-11)をおこない、地上へと着陸したもの。また搭載された「ドラゴン補給船」も「CRS-6」ミッションにて使用済みのものが搭載されています。なお、再使用ファルコン9によるISSへの補給は初めてとなります。
さらに、ロケット第1段の地上着陸にも成功しています。ロケット打ち上げの低価格化を目指すスペースXにとって、このようなロケットのブースターと補給船の再利用は非常に大事なマイルストーンとなります。さらに打ち上げがおこなわれたケープ・カナベラル空軍基地の第40発射場は、2016年9月1日の爆発事故以来の利用となります。
なお、12月17日の16時21分(日本時間)には金井宇宙飛行士が登場した「ソユーズ」宇宙船がISSへとむけて打ち上げられます。
Image Credit: スペースX
■SpaceX to Launch Its Most Reused Rocket Yet Today: Watch It Live
https://www.space.com/39052-spacex-crs13-most-reused-rocket-launch-watch-live.html
(文/塚本直樹)