三菱航空機はMRJ NewslatterのVol.29にて、国産リージョナルジェット機「MRJ」のうち「MRJ90」2機を塗装工場へと移動し、10月下旬から12月上旬にかけて塗装作業をおこなったと発表しました。
今回はMRJ最終組立工場に隣接する塗装工場での初めての機体塗装作業となり、機体には白色をベースとして垂直尾翼に「MRJ90」のロゴが入ったデザインを採用。今後も機体の製造を進め、新たに2機程度のMRJ90を飛行試験に利用する予定です。
さらに11月30日には、飛行試験機5号機を利用し県営名古屋空港にて駐機騒音測定試験を実施しました。これは駐機時の騒音を評価するもので、機体周辺にマイクロフォンを設置し、APU(補助動力装置)動作時の騒音データを取得。そして、設計要件を満たしていることが確認されました。
また11月30日には、MRJミュージアムがオープンしています。ミュージアムは名古屋航空宇宙システム製作所・小牧南工場内の MRJ最終組立工場に位置し、開館時間は10時〜17時40分(最終入館16時00分)。入場料は大人が1,000円、高/大学生が800円、小/中学生が500円で、見学は完全事前申込制です。
Image Credit: 三菱航空機(株)提供
■MRJ
http://www.flythemrj.com/j/
(文/塚本直樹)