JAXAは2017年12月23日(日本時間)、種子島宇宙センターから「H-IIA(F37)」ロケットを打ち上げました。ロケットには気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)と超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)が搭載されています。
しきさいは19種類の色(波長)を観測できるセンサ「多波長光学放射計(SGLI)」で、気象変動メカニズムを研究します。またつばめは高効率イオンエンジンによる高度300km以下の「超低高度軌道」の継続飛行の実験を予定しています。
そして打ち上げに利用されたH-IIAは、打ち上げから16分後にしきさいを高度800kmに、そして1時間48分後につばめを300km以下にという、異なる高度の軌道に投入するJAXA開発の技術を初めて利用する予定です。
本日は1時間以内にスペースX社の「ファルコン9」ロケットの打ち上げも控えており、そちらも楽しみにしましょう!
Image Credit: JAXA
■気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)&超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)打ち上げライブ中継
[https://www.youtube.com/watch?v=6-UyZE-LIUA]
(文/塚本直樹)