2018年1月の打ち上げに向けて本体やペイロードの「テスラ・ロードスター」が公開されるなど、着々と準備が進むスペースXの「ファルコン・ヘビー」ロケット。今回はそのペイロードを収容するフェアリングが、ツアー客によって撮影されました。
今回の写真は、ケネディ宇宙センターを訪れたTwitterアカウントのEmiliano C. Diaz de Leon氏が撮影したもの。このコンテナは建物内へと牽引されていったそうです。
なお、ファルコン・ヘビーは「ファルコン9」の第1段を3つ束ねたような姿をしたロケットで、全長は70メートル、全幅は12.2メートル。3つのブースターは全て再使用される予定です。また搭載されるテスラ・ロードスターはデヴィット・ボウイの「スペース・オデッセイ」を流しながら、火星周辺の軌道へと投入されることになります。
マスク氏いわく「発射台にダメージを与えずに打ち上がれば成功だろう」とされる初打ち上げですが、いよいよその時が近づいているようです。
Image Credit: Emiliano C. Diaz de Leon(Twitter)
■Tourist Snaps Sneak Peek of SpaceX Falcon Heavy Payload Fairing in Florida
https://www.space.com/39214-spacex-falcon-heavy-payload-fairing-tourist-photo.html
(文/塚本直樹)