ウェザーニューズは東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)北海道支社と協力し、高速道路の路面温度をドローンで面的に観測するプロジェクトを実施しました。このようなプロジェクトは日本初だそうです。
この観測の目的は、高速道路の路面状況を監視、予測し凍結防止剤の散布などに役立てるというもの。ドローンに赤外線カメラを搭載し、上空からの広範囲な観測が可能になることが期待されています。これまでは道路上の観測機器や整備車両で観測を行っていましたが、エリアが限定されるという問題がありました。
実験は道央自動車道岩見沢IC付近の栗沢にある幌向川にかかる高架橋周辺で実施。そして、道路構造の違いによる温度差を面的に捉えることに成功しています。特に、鋼床版では鉄筋コンクリートよりも熱しやすく冷めやすいという特徴があるそうです。
ウェザーニューズでは、今後は北海道内で路面温度が低下しやすいエリアを中心に観測エリアを広げていくとしています。
Image Credit: ウェザーニューズ
■ウェザーニューズ、NEXCO東日本北海道支社と協力し、高速道路の路面温度をドローンで面的に観測
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(文/塚本直樹)