JAXAは2018年1月18日、「イプシロンロケット3号機」を内之浦宇宙空間観測所から打ち上げました。
イプシロンロケット3号機は3段式の固体ロケットです。イプシロンロケットは試験機1号機の後に「強化型」へと移行し、同じく強化型となるイプシロンロケット2号機は「ジオスペース探査衛星(ERG)」を2016年12月に打ち上げています。また第1段は「H-IIA」ロケットの固体ロケット・ブースター(SRB-A)と機器を共通化し、自己診断機能や少人数での打ち上げ管制などを採用することで、コスト低減なども可能になってます。
そしてイプシロンロケット3号機には高性能小型レーダー衛星「ASNARO-2」が搭載されています。これはNEC(日本電気)が開発した小型地球観測衛星で、1号機となる光学衛星の「ASNARO-1」は2014年11月に打ち上げられました。さらに、ASNARO-2はスポットを絞った高解像度な観測が可能です。
6時59分追記:衛星の分離が確認され、ロケットの打ち上げは成功しました。
Image Credit: JAXA
■イプシロンロケット3号機 高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2) 打ち上げ中継
[https://www.youtube.com/watch?v=nd-BpM1z3nk]
(文/塚本直樹)