※画像は模型イメージ
国内宇宙開発企業のインターステラテクノロジズ社(以下、IST)は2018年1月22日にイベント「ロケットナイト2」を開催し、その最中に超小型人工衛星用ロケット「ZERO(コードネーム)」の名称を明かしました。
ZEROは、高度500km以上の低軌道へのペイロード投入を目指すロケットです。その模型はMOMO初号機の打ち上げ後の会見でも展示されていたのですが、今回始めてそのコードネームが明かされました。また日本経済新聞の報道によれば、このZEROは2020年の打ち上げを目指しているとされています。
現在、ISTは観測ロケット「MOMO2号機」の開発を進めており、資金調達の一部としてクラウドファンディングプロジェクトを利用しています。このMOMO2号機は2017年7月に打ち上げられた「MOMO初号機」と同じく、高度100kmを目指す観測ロケットです。ISTによれば、MOMO2号機ではロール制御方式の変更(オンオフバルブのコールドガスジェットから可動ノズル制御のホットガス・サイドジェットに)、ボディや尾翼などの構造の強化、外部ペイロードの搭載などの変更が予定されています。
Image Credit: 大貫剛
■インターステラテクノロジズ社
[http://www.istellartech.com/]
■人工衛星用ロケット、2020年打ち上げへ インターステラ
[https://www.nikkei.com/article/DGXLASFB19HES_Q7A120C1L41000/]
(文/塚本直樹)