近日中の初打ち上げに向けて、準備をすすめるスペースX社の超大型ロケット「ファルコン・ヘビー」。こちらが射場のケネディ宇宙センターにて、2018年1月24日(現地時間)にエンジンの点火テスト(スタティック・ファイア・テスト)を実施しました。
ケネディ宇宙センターの第39A発射施設にて行われた今回のテストでは、3つのブースターに設置された27のエンジンすべてを約10秒間点火しました。スペースX創立者のイーロン・マスク氏によれば、テストは成功。さらに、初打ち上げは来週頃になるとツイートしています。
もともとは1月後半に打ち上げられるとアナウンスされていた、ファルコン・ヘビー。政府機関のシャットダウンによりスタティック・ファイア・テストが若干遅れたことから、予定通りに1月末に打ち上げられるかどうかは不明となっています。
ファルコン・ヘビーは電気自動車の「テスラ・ロードスター」を搭載し、車内でデヴィット・ボウイの「スペース・オディティ」を流しながら火星周辺の軌道へと投入する予定です。またロケット第1段の再使用も視野に入れられています。
Image Credit: Elon Musk(Twitter)
■SpaceX Test-Fires Falcon Heavy Rocket Ahead of Maiden Flight
https://www.space.com/39400-spacex-falcon-heavy-first-engine-test-on-pad.html
(文/塚本直樹)