共同通信は2018年1月26日、和歌山県串本町にキャノン電子などが設立した民間ロケット会社が民間ロケット発射場を建設する計画だと報じています。
報道によると、ロケット発射場の建設に出資するのはキャノン電子のほかにもIHIエアロスペース、清水建設、日本政策投資銀行など。完成は2021年を目指すとしています。
日本のロケット発射場としては鹿児島県の種子島宇宙センター、同じく鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所が主に利用されています。また北海道大樹町でも民間企業のインターステラテクノロジズ社がロケット発射台を設置し、打ち上げ実験を行っています。
串本町は紀伊半島の南端ということで緯度が低く東向きにロケットを打ち上げることができ、ロケットの発射場を建設するには好立地な場所に見えます。今後さらに日本の宇宙開発を推し進める拠点の一つとして、計画の進捗が注目されます。
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■日本初の民間ロケット発射場計画
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(文/塚本直樹)