インターステラテクノロジズ株式会社がクラウドファンディングサイトのCampFireで続けていた、宇宙を目指す国産民間ロケット「MOMO2号機」の打ち上げプロジェクト。こちらが無事、目標金額を上回る約2800万円の調達に成功しました。
MOMO2号機は「観測ロケット(サウンディングロケット)」に分類され、高度100kmへの到達を目指します。打ち上げは2018年春を予定。前モデルのMOMO初号機は66秒間の飛行の後データが途絶してしまいましたが、MOMO2号機では機体に改良(強度の向上や回転対策)をくわています。またスポンサーにはひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークス株式会社が参加し、ロケットには「ひふみ」の文字が入ります。
そして今回のクラウドファンディングでも、1000万円でロケットの発射ボタンを押す権利のプランが登場。期日前でもかなりの支援が集まっていたのですが、この1000万円プランなどが購入されたことで一気にプロジェクトの目標金額が達成できたのです。
さらにインターステラテクノロジズは、小型人工衛星の軌道投入が可能なロケット「ZERO(コードネーム)」も開発しています。こちらは高度500km以上の低軌道へのペイロード投入を目指すロケットで、一部報道では2020年の打ち上げを目指すとされています。MOMO2号機もZEROも、宇宙へと飛び立つ日が待ち遠しいものです。
Image Credit: インターステラテクノロジズ株式会社
■今度こそ宇宙へ! MOMO2号機をみんなで飛ばそう
https://camp-fire.jp/projects/view/54332
(文/塚本直樹)