エアバス・ヘリコプターズは2018年2月8日(現地時間)、商用配達ドローン「Skyways」の初飛行に成功したと発表しました。
Skywaysは自律飛行によるドローン配達を目指す機体で、都市部における配達問題を解決することが期待されています。2月8日のテストでは屋上施設の荷物の積み下ろし用のアームを利用し、荷物の自動積載と自動荷卸の機構が有効に働くことが確認されました。
シンガポールの交通当局と共同で進められているこのプロジェクト。実験もシンガポール国立大学で実施されました。エアバス・ヘリコプターズは効率的かつ環境負荷の少ない配達手段として、ドローン配達は大きな可能性を秘めているとの考えを明かしています。
エアバスといえば航空機メーカーとしてはもちろん、空飛ぶタクシー「ヴァーハナ」や「シティ・エアバス」を開発していることでも知られています。航空産業が新たな時代を迎えつつある今、エアバスはむしろその流れを先導しているようです。
Image Credit: エアバス
■Airbus completes first flight demonstration for its commercial parcel delivery drone ‘Skyways’
http://www.airbus.com/newsroom/press-releases/en/2018/02/airbus-completes-first-flight-demonstration-for-its-commercial-p.html
(文/塚本直樹)