JAXAは2018年3月1日、小惑星探査機「はやぶさ2」が目標とする小惑星「リュウグウ」の撮影に成功したとして、写真を公開しました。
今回の画像は、2月26日にリュウグウからおよそ130万kmの場所から撮影されたものです。はやぶさ2は「光学航法望遠カメラ(ONC-T)」を搭載しており、リュウグウの方向を向いて撮影が行われました。なお、リュウグウの見かけの明るさは9等程度で、周囲の恒星との相対位置が変化していることもわかります。
はやぶさ2はすでに小惑星到着の最終準備段階に移行しており、最大推力でリュウグウへと向かって飛行しています。現時点のスケジュールでは2018年6月21日〜7月5日にリュウグウへと到着し、2019年7月まで観測やローバー投下を実施。2019年11月〜12月にはリュウグウを離れる予定です。
Image Credit: JAXA
■小惑星探査機「はやぶさ2」小惑星リュウグウの撮影に成功
http://www.jaxa.jp/press/2018/03/20180301_hayabusa2_j.html
(文/塚本直樹)