現在世界各地で実証実験が進められている「ドローン配達」。その中でも、イギリスのケンブリッジはアマゾンによるドローン配達のテストが2016年に実施されるなど、かなり計画が進んでいます。さらに同国では、法改正により2019年にもドローン配達が実現する可能性が報道されているのです。
The Timesの報道によると、イギリスのNATS(イギリス航空管制公社)はドローンの目視外飛行に関する規制の撤廃に取り組んでいます。これにより、来年にもドローンによる荷物の配送サービスが実現する公算が高まっています。
なおドローン配達に関する規制はイギリスよりもアメリカのほうが厳しく、アマゾンやグーグルなどは本社があるアメリカではなく、イギリスやオーストラリアで実証実験を続けています。ただしトランプ政権やFAA(連邦航空局)は近日中にも、アメリカ国内におけるドローン配達のテストを拡大する予定です。
ドローン配達ではアマゾンが活発に実現に向けてテストや研究を進めており、ドローン配達「Prime Air」の開始を準備しています。また日本も2020年までのドローン配達の実現が目標に設定されており、今後の動向が注目されそうです。
Image Credit: アマゾン
■Drone deliveries may become a reality in the UK by 2019
[https://dronedj.com/2018/03/06/drone-deliveries-may-become-a-reality-in-the-uk-by-2019/]
(文/塚本直樹)