ANA(全日本空輸)は2018年3月13日、XPRIZE財団による国際賞金レース「ANA AVATAR X PRIZE」への取り組みを見据えた「ANA AVATAR VISION」の策定を発表しました。
ANA AVATAR X PRIZEとは、2016年にXPRIZE財団へとANAが提案し、日本企業として初めて採用された賞金レースです。これは時間、距離、文化、年齢、身体能力など様々な制限に関わらず「移動」できる技術を開発するというもの。遠隔地に医師や教員を配置したり、あるいは災害現場でも活用が期待されています。コンペの期間は4年間、賞金は1000万ドル(約11億円)となります。
そしてANA AVATAR VISIONではロボティックス・VR・AR・センサー・通信・ハプティックス(触覚)技術の統合を目指し、クラウドファンディングなどを通じてAVATAR関連技術を用いたサービス企画やムーブメントを形成します。また大分県の世界初のAVATARテストフィールドでJAXAや産官学と連携し、月面施設の遠隔建設等の地上実証などの実証実験を実施するそうです。
Image Credit: ANA
■『ANA AVATAR VISION』が始動します!
https://www.ana.co.jp/group/pr/201803/20180313.html
(文/塚本直樹)