宇宙開発企業のスペースX社は2018年4月2日(現地時間)、フロリダのケープ・カナベラル空軍基地から「ファルコン9」ロケットを打ち上げました。「ドラゴン」補給船は予定の軌道に投入され、太陽電池パネルの展開にも成功しています。
今回のファルコン9が打ち上げたのは、国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送を行うドラゴン補給船。食料や生活必需品、それに科学実験機器などその内容物は合計で3トンにも達します。また、補給後には2011年から宇宙飛行士を助けてきたドロイド「Robonaut 2」を地球に持ち帰ります。なお、このドラゴン補給船は2016年4月に打ち上げられた再使用品です。
また補給船と同じく、ファルコン9も再使用品となっています。なお、ロケット第1段の着陸は実施されませんでした。このように再使用ファルコン9によるISSへの補給が行われたのは2回目で、また再使用ドラゴン補給船が利用されたのは3回目となります。
なお、ドラゴン補給船は4月4日にISSのクルーによってロボットアームで捕獲され、ドッキングする予定です。また、ロボットアームの操作は日本人の金井宣茂宇宙飛行士が担当します。
Image Credit: スペースX
■SpaceX Is About to Send Tons of Science to Space (and Bring a Robot Home)
https://www.space.com/40170-spacex-dragon-returning-robonaut-nasa-science-crs14.html
(文/塚本直樹)