遠方の天体からの光が重力によって曲げられる「重力レンズ効果」。そのうちリングのように光って見える現象は「アインシュタインリング」と呼ばれるのですが、ハッブル宇宙望遠鏡はそんな美しいアインシュタインリングを捉えています。
画像の中心に位置するのは「SDSS J0146-0929」と呼ばれる銀河団で、数百の銀河が集まっています。そしてその巨大な重力が、背後の銀河からの光を歪めることで、このようなアインシュタインリングが観測されるのです。
Image Credit: ESA/Hubble & NASA; Acknowledgment: Judy Schmidt
■Hubble Finds an Einstein Ring
https://www.nasa.gov/image-feature/goddard/2018/hubble-finds-an-einstein-ring
(文/塚本直樹)