宇宙開発企業のスペースX社は、本日予定していた「ファルコン9」ロケットの打ち上げを2018年4月18日(現地時間)に延期すると発表しました。
ケープカナベラル空軍基地から16日に打ち上げられる予定だったファルコン9ですが、ロケット自身の問題により打ち上げは最低48時間延期されています。ロケットでは今後、追加の誘導・航行制御(GNC)の解析が行われる予定です。
またファルコン9に搭載される「TESS(Transiting Exoplanet Survey Satellite)」は、トランジット法にて太陽系の外の惑星を探査する人工衛星です。トランジット法とは惑星が主星の前を通り過ぎる時の明るさの変化を利用して、惑星を探すというもの。
現在は同様の人工衛星として「ケプラー宇宙望遠鏡」が活躍していますが、TESSはその後継機として宇宙のより広い範囲(約85%)かつ地球から30〜300光年程度までの惑星系を調査する予定です。運用期間は2年間が予定されています。
Image Credit: Mike Wall/Space.com
■Launch of NASA’s TESS Exoplanet Hunter Delayed by Rocket Issue
https://www.space.com/40322-spacex-nasa-tess-exoplanet-mission-launch-delay.html
(文/塚本直樹)