ロケットの回収と再使用により打ち上げコストの削減を目指す、スペースXと「ファルコン9」ロケット。さらに同社は、ロケット上段の巨大パーティー・バルーンによる回収を今後予定しています。
創業者のイーロン・マスク氏のツイートによれば、ロケットは軌道速度からバルーンを利用し、地上へと降下。そして、地上に設置されたバウンド施設で受け止めることで軟着陸させるというのです。
ファルコン9はその第1段の着陸と再使用をすでに常用しており、現在はロケット先端のフェアリングの船舶による回収も試みています。また、ロケット上段を推進システムを利用して意図的に大西洋の目標ポイントに落下させることにも成功しています。
現時点では、スペースXがロケット上段のバルーンによる回収をいつ頃実施するのかははっきりしていません。しかしロケット全体の回収という大きな目標へと向けて、同社は確実に歩みをすすめることでしょう。
Image Credit: スペースX
■Elon Musk Says SpaceX Will Try to Land a Rocket with a ‘Giant Party Balloon’
https://www.space.com/40313-spacex-rocket-landing-giant-party-balloon.html
(文/塚本直樹)