宇宙開発企業のスペースX社は2018年5月22日(現地時間)、「ファルコン9」ロケットをカリフォルニアのヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げました。ロケットに搭載されていたNASAの人工衛星「GRACE-FO」と「Iridium Next」は予定軌道への投入に成功しています。
GRACE-FOは「Gravity Recovery and Climate Experiment Follow-On」の略で、最低5年間の運用期間で地上の海洋や氷の変化を記録し、地球の重力の研究や気象観測に利用されます。またIridium NextはIridium社による衛星コンステレーションのプロジェクト名で、今回は5つの通信衛星が投入されました。
また今回打ち上げられたファルコン9は「Flight Proven」、つまり再使用品となります。ロケットの第1段は米政府による謎のペイロード「Zuma」の打ち上げで利用され、今回の打ち上げでは着陸は実施されませんでした。
Image Credit: スペースX
■Watch Live Now! SpaceX Launching NASA’s GRACE-FO, Iridium Next @ 3:47 pm ET
https://www.space.com/17933-nasa-television-webcasts-live-space-tv.html
(文/塚本直樹)