宇宙開発企業のスペースX社は2018年6月4日(現地時間)、再使用モデルとなる「ファルコン9」ロケットを打ち上げました。搭載されていた人工衛星「SES-12」は予定されていた軌道に投入され、打ち上げは成功しています。
フロリダのケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げられたファルコン9は、以前にはアメリカ空軍の謎のスペースシップ「X-37B」の打ち上げに利用された「ブロック4」モデルです。なお、今回の打ち上げでロケット第1段の着陸は実施されませんでした。
そしてペイロードとして打ち上げられたSES-12は、ルクセンブルクベースのSES社の通信衛星です。こちらは静止軌道上からアジア太平洋地域にデータや動画の転送サービスを提供します。
Image Credit: スペースX
■Pre-Flown SpaceX Rocket Launches Commercial Communications Satellite
https://www.space.com/40781-spacex-used-rocket-ses-12-satellite-launch.html
(塚本直樹)