JAXA(宇宙航空研究開発機構)の小惑星探査機「はやぶさ2」が、往路イオンエンジン運転が終了したと2018年6月4日に発表されました。
はやぶさ2は地球接近小惑星「リュウグウ」からのサンプルリターンミッションを目指しています。これはリュウグウから小さな岩石を収集し、地球に持ち帰ることで原始太陽系における地球や海、生命の起源と進化に迫るのが目的です。
はやぶさ2は今後光学航法によりリュウグウの位置を把握しながら、燃料と酸化剤を燃焼させる化学エンジンにて飛行。そして2018年6月21日〜7月5日にリュウグウへと到着し、2020年末頃に地球へと帰還する予定です。
Image Credit: JAXA
■イオンエンジン往路完走
http://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20180604/
(文/塚本直樹)