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準天頂衛星みちびき3号機、異常動作 調整作業を実施

sorae.jp 2018年6月6日 15時7分


 
2017年8月に打ち上げられた準天頂衛星「みちびき3号機」ですが、内閣府宇宙開発戦略推進事務局は2018年6月5日、異常動作が発生したとして技術的な確認・調整作業を実施すると発表しました。
 
みちびき3号機は初号機〜4号機とともに「準天頂衛星システム(QZSS)」を構築します。この準天頂衛星システムはアメリカのGPSを補完し、ビルの谷間などGPS信号が受信しにくかった場所でも測位が可能になったり、また受信機の規模によってはセンチメーター単位の正確な測位が可能になることが期待されます。
 
発表によれば、6月2日に搭載されたL5S信号(測位技術実証サービス用信号)送信信号増幅部のスイッチが意図せずに切り替わり、動作しなくなったそうです。これを受け、同様のスイッチを搭載しているみちびき2~4号機でも試験信号の送信を一時停止しています。
 
現在、みちびき3号機は今年11月のサービスインを目指しています。
 
Image Credit: JAXA
■準天頂衛星の軌道上における異常動作について
http://qzss.go.jp/overview/information/qzss_180605.html
(文/塚本直樹)

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