JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2018年6月14日、小惑星探査機「はやぶさ2」が6月14日11時の時点でリュウグウまで約785kmの位置に到達したことを発表しています。
イオンエンジンの運用を終えたはやぶさは、光学電波複合航法で軌道を制御しつつ化学エンジンにて飛行中。現在の飛行速度は秒速2.15mほどで、6月27日前後にリュウグウに到達する予定です。
また上の画像は、6月13日に観測装置「ONC-T」にて撮影したリュウグウです。JAXAの発表によれば、このような継続的な撮影はリュウグウに衛星が存在する可能性を考慮する意味合いもあるんだとか。そして観測を終えたはやぶさ2は、2020年末に地球に帰還する予定です。
Image Credit: JAXA
■「はやぶさ2」、リュウグウへ向け順調に航行中
http://www.isas.jaxa.jp/topics/001435.html?platform=hootsuite
(文/塚本直樹)