JAXAは2018年6月21日、質疑応答にて探査機「はやぶさ2」が約100kmの距離から撮影した小惑星「リュウグウ」の画像を公開しました。撮影には光学航法カメラ(ONC-T)が利用されました。
はやぶさ2は6月21日の時点で、リュウグウまで約76kmの位置まで近づいています。リュウグウとの相対速度は約0.4m/sで、残り4回のTCM(軌道制御)を行った後、6月27日前後にリュウグウに到着します。そしてリュウグウでサンプリングミッションを行い、2019年11月〜12月にリュウグウを離れ採取した岩石を地球へと持ち帰るのです。
これまでの観測の結果、リュウグウは大きさ約900mのほぼ球形(あるいはコマ型)で、C型小惑星(水・有機物を含む物質があると想定される)であると想定されています。軌道半径は約1億8000万kmで、公転周期は約1.3年となっています。
Image Credit: JAXA
■小惑星探査機「はやぶさ2」の取得画像に関する質疑応答機会(18/06/21)
http://fanfun.jaxa.jp/jaxatv/detail/12147.html
(文/塚本直樹)