アメリカのデルタ航空と、カナダのウエストジェットは7月19日、包括的な共同事業実施に合意し、正式契約へ署名しました。
これにより、アメリカとカナダ間の旅行需要の95%をカバーする30都市へのアクセス、そして利用客により多くの選択肢を提供することができ、市場の拡大が期待できます。また、コードシェアの拡大、マイレージプログラムの相互利用、米国-カナダ間路線の拡大、ハブ空港での施設の共用、乗り継ぎや預け入れ手荷物のシームレスな取り扱いなどで、今後更なる施策を進めて行く予定です。
今回の正式合意にあたって、両社の代表は次のように述べています。
デルタ航空 最高経営責任者エド・バスティアン(Ed Bastian)
「デルタ航空の将来はグローバル戦略にあります。ウエストジェットと協業することにより、両エアラインの強みを生かし、米国とカナダの国境を越える重要な市場で力を発揮することができます。両社のネットワークを合わせれば、お客様により多くの渡航地を提供することができるほか、空港での乗りつぎも便利になり、マイレージプログラムの特典も増えます。両社の共同事業が実現すれば、米国とカナダを行き来するお客様に、最高の旅行体験をお届けすることができます」
ウエストジェット 社長兼CEO、エド・シムズ(Ed Sims)
「ウエストジェットは、グローバルエアラインになることを目標にまい進しており、今回の共同事業への正式調印は、その戦略の重要なステップと言えます。デルタ航空のような米国を代表する優良エアラインと協業することにより、より多くの優れた旅の選択肢をお客様に提供できると期待しています。デルタ航空とのこれまでの提携関係を最大限に活かして共同事業を実現することで、米国とカナダ間の旅行市場に競争をもたらせば、結果的にお客様にとってメリットになります」
Imeage Credit : デルタ航空
■デルタ航空とカナダのウエストジェット、国境をまたぐ共同事業に合意
https://news.delta.com/delta-and-westjet-create-new-transborder-joint-venture-JP
(ヤマグチ)