宇宙開発企業のスペースX社は2018年7月25日(現地時間)、「ファルコン9」ロケットをカリフォルニアのヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げました。ロケットに搭載されていた10機の通信衛星「イリジウム・ネクスト(Iridium NEXT)」は予定通りの軌道へと投入されています。
ファルコン9ロケットはかなりの海面の悪条件のなか、ロケット第1段の着陸に成功。一方、ネットを張ったフェアリング回収船「ミスター・スティーヴン(Mr. Steven)」によるフェアリング回収は失敗に終わっています。
今回の打ち上げはイリジウム社にとって、最大75機の人工衛星から構成されるイリジウム・ネクストを完成させるための8回中7回目の打ち上げでした。また年内にも、最後となる10機のイリジウム・ネクストの人工衛星を打ち上げる予定です。
Image Credit: スペースX
■SpaceX Lands Rocket in Harshest Conditions to Date and Attempts to Catch Fairing
https://www.space.com/41273-spacex-launch-iridium-satellites-harsh-weather.html
(文/塚本直樹)