NASAは2018年8月20日(現地時間)、月の南極に氷が存在している決定的な証拠を確認したと発表しました。
今回の発表は、インドの月探査機「チャンドラヤーン1号」に搭載されたNASAの観測装置「ムーン・ミネラロジー・マッパー」による観測にもとづいています。また上の画像は青色が氷、白黒の濃淡が地表温度の高低を意味し、氷は南極と北極の最も寒い地域に存在しています。これは、科学者が月に氷が存在する決定的な証拠を発見した初のケースとなるそうです。
もし月に十分な量の氷が存在すれば、月面探査の際の飲料水、そしてロケットの燃料としても利用できる可能性があります。
Image Credit: NASA
■Ice Confirmed at the Moon’s Poles
https://www.nasa.gov/feature/ames/ice-confirmed-at-the-moon-s-poles
(文/塚本直樹)