米ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)は2018年9月27日(現地時間)、次期大型ロケット「ヴァルカン」のメインエンジンに米ブルー・オリジンの「BE-4」を採用すると発表しました。
BE-4は液体酸素(LOX)と液体メタン(LNG)を利用するロケットエンジンで、再使用が可能だという特徴があります。そしてヴァルカンの第1段には2基のBE-4が搭載される予定です。
これまでヴァルカンのメインエンジンとしてはBE-4とともに、エアロジェット・ロケットダインの「AR1」も選択肢として残されていました。また、ロケット上段のエンジンとしてはエアロジェットの「RL10」が利用されます。
なお、ヴァルカンは2020年中旬の初打ち上げが予定されています。
Image Credit: ブルー・オリジン
■ULA Selects Blue Origin to Provide Main Engine for New Vulcan Rocket
https://www.space.com/41964-ula-selects-blue-origin-vulcan-engine.html
(文/塚本直樹)