ANAグループは、羽田空港の駐機場において「航空機の移動・牽引業務への新技術活用に向けた実証実験」を開始しました。
この取組は、空港における地上支援業務のSimple & Smart化を目指した一環としたもの。10月上旬からは、整備訓練専用の退役機(ボーイング737-500型機)を使用して、格納庫と駐機場所の間における移動・牽引業務の実証実験を行う予定となります。
移動・牽引業務の実証実験では、リモートコントロール式のドイツmototok社製「Spacer8600」を用いた検証を実施。
運転席がなくリモートコントロール方式を採用していることから「広い視野を確保」「航空機の車輪の向きなどを間近で確認」できるなど、従来方式と比較してより平易に移動・牽引業務を行えることが期待されます。また「Spacer8600」はバッテリー駆動であるため、空港内のCO2削減の貢献やメンテナンス・燃料コストを低減も見込まれています。
Image Credit:ANA
■航空機の移動・牽引業務への新技術活用に向けた実証実験を開始
https://www.ana.co.jp/group/pr/201810/20181004.html