地球から約3200万光年先、とけい座の方向にある「NGC1433」は非常に明るい中心核を持つ「セイファート銀河」の一種。
我々の天の川銀河の中心にあるブラックホール「いて座A*」の様に、ほとんどの銀河の中心には巨大なブラックホールが存在すると考えられています。
とけい座「NGC1433」も同様に、その渦巻き構造やジェットの観測から巨大なブラックホールが存在が確認されています。しかし、その活動は比較的穏やかでジェットの長さは150光年と小さく、銀河の中心で見つかっているジェットでも最も小さいものあることが明らかになっています。
なお、「NGC1433」はLegacy ExtraGalactic UV Survey(LEGUS)というハッブル宇宙望遠鏡を利用した銀河の観測プロジェクトとして研究されています。
Image Credit:Credit: ESA/Hubble & NASA, Acknowledgements: D. Calzetti (UMass) and the LEGUS Team
■A galaxy with a glowing heart
https://spacetelescope.org/images/potw1427a/