米スペースXは2018年10月7日(現地時間)、「ファルコン9」ロケットをカリフォルニアのヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げました。ロケットは衛星を予定していた軌道へと投入し、打ち上げは成功しています。
今回打ち上げられたのは、再使用ロケットとなるファルコン9。ロケット第1段は分離後、ヴァンデンバーグ空軍基地の地上施設へと着陸しました。このように西海岸の地上施設への着陸は、ファルコン9にとって初のケースとなります。
またペイロードとしては、アルゼンチンの地球観測衛星「SAOCOM-1A」を搭載。衛星は高度620kmからレーダー機器により土壌中の水分を観測し農作物の育成予測だけでなく、火事、洪水などの災害観測にも役立つ予定です。また、「SAOCOM-1B」も来年にファルコン9によって打ち上げられる予定です。
Image Credit: イーロン・マスク
■SpaceX Aces First-Ever Rocket Landing in California After Spectacular Satellite Launch
https://www.space.com/42058-spacex-spectacular-nighttime-rocket-launch-saocom-1a.html
(文/塚本直樹)