NASAは2018年10月12日、「チャンドラX線観測衛星」が日本時間10日22時55分頃にセーフモードに入ったことを発表しました。
重要なハードウェア関連は既にバックアップユニットに切り替わっており、本体は太陽光パネルを最大限に受けられるように状態を変更されています。また、データの分析によると、セーフモードへの移行は正常な動作であったことも分かっており、全てのシステムは正常に機能しているようです。
何故セーフモードに移行したのかは現在不明ですが、ジャイロスコープ関連の問題が生じた可能性があります。詳細な情報は復帰後に公開される予定。
なお、「チャンドラX線観測衛星」は計画の5年運用を遥かに超える19年可動しています。現在もなお正常にミッションをこなしていたなど、今後も長期にわたる運用が期待されています。
Image Credit:NASA
■Chandra Enters Safe Mode; Investigation Underway
https://www.nasa.gov/feature/chandra-enters-safe-mode-investigation-underway