2018年10月10日(現地時間)からセーフモードに入っていた「チャンドラX線観測衛星」ですが、こちらが今週にも運用を再開することが海外報道により判明しました。
チャンドラ衛星はジャイロスコープの問題により、セーフモードに入っていました。しかし10月19日の時点で、その問題はほぼ解決。またアップデートされたソフトウェアのテストやシミュレーションも完了しており、先週金曜日から限定的なデータ収拾を開始。そして、いよいよ科学観測に復帰するのです。
チャンドラ衛星は1999年に打上げられ、X線による高エネルギー天体の観測を行っています。また同時期にセーフモードに入っていた「ハッブル宇宙望遠鏡」も、近いうちに復旧する見通しです。
Image Credit: NASA/CXC/SAO
■Chandra X-ray Observatory Should Return to Action Next Week
https://www.space.com/42200-nasa-chandra-observatory-return-action-next-week.html
(文/塚本直樹)