2018年10月5日よりセーフモードに入っている「ハッブル宇宙望遠鏡」ですが、こちらが近い内に科学観測に復帰する見通しだと判明しました。
ハッブルは搭載している6つのジャイロスコープのうち、1つが故障。またその他のジャイロスコープも思ったようなパフォーマンスを発揮していません。
しかし10月22日の発表で、NASAはこのジャイロスコープの正常動作に成功。今後いくつかのテストを実施した後、通常の科学観測に復帰する予定です。
ハッブルのジャイロスコープは2009年に宇宙飛行士の船外活動により設置されました。そのうち3つは通常の、そして3つは強化ジャイロスコープとなっており、またハイとローの2つの動作モードが利用可能です。
Image Credit: NASA
■Hubble Space Telescope Nearly Ready for Action Again
https://www.space.com/42220-hubble-space-telescope-science-operations-soon.html
(文/塚本直樹)