宇宙開発企業の米ロケット・ラボは2018年11月10日(現地時間)、小型ロケット「エレクトロン」をニュージーランドから打上げました。同社初の商業打上げは成功に終わっています。
エレクトロンは全長17mの2段式ロケットで、227kgのペイロードの打上げが可能です。1機あたりの打上げ費用は500万ドル(約5億7000万円)とされています。
そして今回エレクトロンが高度約500kmに打ち上げたのは、10基の小型人工衛星と技術実証機で、すべてのペイロードは予定されていた軌道に投入されています。
ロケット・ラボは今後、NASAの「ELaNa-XIX」ミッションとして、12月に10機のキューブサットの打上げを予定しています。さらに同社はニュジーランドだけでなく、来年には米ヴァージニア州の宇宙港からの打上げも予定しています。
Image Credit: ロケット・ラボ
■It’s Business Time! Rocket Lab Lofts 6 Satellites on 1st Commercial Launch
https://www.space.com/42411-rocket-lab-launches-first-commercial-mission.html
(文/塚本直樹)